良い判断力は経験により作られる。経験は間違いから学び同じ間違いを
繰り返さないことで蓄積される。
ブリッジは,これまでに人間の知力(wit)が考え出した最も面白い知的なカードゲームである。
スポーツ,恋,野心,すべてが終っても,ブリッジは,心の慰めと楽しみとして残ります。
どんなにレッスンしても,本を読んでも,練習しても,カード・センスの無い人は駄目なのです。
こういう 不幸な人たちにとって,カード・センスの無さは,色盲や音感外れと同様,
生まれつきのものなので,ブリッジを諦めて,ソリテアやクロスワード・パズルなどをするしかありません。
良いブリッジに不可欠なものは,嘘を言わないこと,頭が切れること,があること,リスクを取ることを嫌わず 、同時に 慎重であること,そして,覆水盆に返らず。(一度起きてしまった事はけっして元に戻す事は出来ない) でも,これらは,人生という もっと重要なゲームにも たぶん不可欠なものです。
サマセット・モーム
「ブリッジは何歳からでも始められるゲームだ。若い時からでも一生楽しめる。」
ビル・ゲイツ
「ブリッジの上手な囚人仲間3人が1日24時間付き合ってくれるなら監獄に入れられても
構わない。ブリッジはそれほどセンセーショナルなゲームだ。」
ウォーレン・バフェット
ブリッジは確率のゲーム → デュープリケートブリッジは比較のゲームであり、確率が支配する。
ブリッジはビットする人のゲームである。デュプリケートブリッジは比較のゲームなので、
より積極的にアクションしてチャンスを掴む姿勢は大切なこと
ブリッジには、チェスや囲碁等のゲームと異なり、自分のハンドとダミーのハンドが見えるだけで残りの半分は見ることが出来ないという特異性がある。つまりプレイヤーは不完全な情報に基づいて手を決定することになる、ブリッジはまさにこの不完全な情報の処理技量をきそうゲームともいえる。
ブリッジでは最初の状態がカードを配るという作業によってランダムに決まるため、いわゆる「手筋」はあっても、チェスや将棋のような「定石」なるものはプレイの段階では存在しない。
勝つためには在る程度の危険は承知で弱いハンドでもオーバーコールすることが必要である。
ブリッジでは多くの場合に積極的なビッドは利益につながる。しかし、一部の不運な場合に
おいて、積極的なビッドは大失点を被る。積極的であればある程、失点は大きく致命的になり
がちである。どこまで、リスクを背負いビッドするかはプレイヤーの自覚の問題だろう。
コントラクトブリッジは臆病者のゲームではない。
オーバービッターは不治の病
プリエンプションオープンハンドのパートナーに
プリエンプションオープンハンドを持つと大幅ダウンの危険性大 : 特にIMP戦ではくわばらくわばら
オポーネントにフィットがあれば、自分達にもフィットがある。
オポーネントにフィットが無ければ、自分達にもフィットがない。
ミスフィットに気づいたら直ちにビットを止め、ディフェンスに徹する。2NTなどとは決してビットしない。
競り合いのビッドでは、スーツの枚数が全てである。Lottに従う。
パートナー同士のトランプの合計枚数と等しい数のレベルまでビットすることは安全であり、それ以上のレベルのビッドは避ける。Vulでダブルされたときのダウンは考慮する。
簡易版 自分たちのスーツ合計までビッドすべきである。
ハンドコントロールなどには気にせずに速やかにスラムをビッドしてしまえばよいのである。_
マイナーのゲームビットもスラムも1トリックしか違わない。3NTをビットしそこなったのであれば
スラムビットしてみてはいかがか?特にNoVulのマッチポイント戦では。
IMP戦ではスラムレベルでは、メジャー、NTには拘らず、クラブ、ダイヤのフィットは魅力的
良きパートナーとしての21の心得
パートナーに対する態度は、ゲームでのテクニックと同じように大切なものであると信じている。
リキシー・マーカス
1 授業料を支払われない限り「レッスン」をしないこと。
2 パートナーに同じことを言ってほしいと思わない限りパートナーには何も言うべきではない。何か言って欲しいかどうか確かでないときは、何も言わないこと。
3 結果論をしないこと。
パートナーがノーマルプレーをして、結果が悪くても咎めない。
4 相互の誤解を解く目的以外には、ゲーム中や直後にハンドについて議論しない。
5 パートナーとは味方同志であることを、忘れないこと。
6 パートナーもあなた同様に勝利を願っていることを、忘れないこと。
7 もし、嫌味や咎めや大声をだしたくなったら、テーブルを離れて歩きましょう。
8 ハンドとハンドの間にはブリッジの話はしない。
9 結果が悪かったハンドに、他のプレヤーの意見を聞く場合は、自分がどうすれば良かったかを聞くこと。
10 多くのプレイヤーの前で、パートナーを批判したり恥をかかせないこと。
11 ブリッジは単なるカードゲームだということを、忘れないこと。
12 ブリッジはパートナーと共に楽しむもの。それ以外の目的では、プレーすべきではない。お金のため、自己顕示のため、パートナーを蔑むため、多くのことひけらかすため。
13 パートナーを信じ、間違いはしていないと思うこと。
14 悪い結果のハンド分析は慎重に良く考えてからする。
15 パートナーがいつもより上手くプレーできなかつた時は、励ましてあげるべきで、機嫌を悪くしてはいけない。
16 パートナーには心地よくプレーをしてもらう。
17 オポーネントと一緒になってパートナーを批判しないこと。
18 自分がパートナーより優れたプレーヤーだから、ブリッジを楽しめないと感じたら、パートナーもそう思っていると考え、危機を乗り越えましょう。
19 パートナーのプレースタイルが好みでなくとも、それを受け入れましょう。同じようにビットすることを期待しないこと。
20 パートナーの立場に立ってビットやプレーがし易くなるように、助けてあげましょう。
21 パートナーがミスした時は、同情し励ましてあげましょう。
マーティ・バーゲン
貴方はポイントが好きでしょうか?私はトランプが好きです。
オポーネントに間違ったプレーをするように仕向けなければ勝つことは出来ない。
ティ・バーゲン
時には積極的な牛が勝ち、時には消極的な熊が勝つ。しかし、臆病でがめつい豚は絶対に勝てない。
ウオールストリートの格言
ブリッジの本は幾多あるが、どのようにPassするかという章がないのは不思議である。
エリイ・カルバートソン
ブリッジテーブルは、結婚生活のフラストレーションをかき消してくれる社交の場だと信じてる。
ロイスコット
ブリッジは女性にとっては生きるか死ぬかの問題ではないが、男性にとっては自尊心がかけられているので、彼自身への精神力はの挑戦となり、手ごわいファイターになる。
夫は妻にゴルフや車の運転を教えるものではない。妻は夫にブリッジを教えるべきでない。
トーナメント会場のエレベーターの中で、男と女がブリッジのプレーについて討論をしていました。その場にいた人が夫婦かどうか尋ねると「当たり前でしょ、こんな間抜けと情事をすると思う?」と女が答えた。
ブリッジは社交を楽しむためのゲームだある。しかし残念なことに非社交的な人々を多く
集めてしまうのである。
アラン・トラスコット
もが好きなイベント「ミックス・ペア」
夫と妻がプレーをしなければいけない時は、このルールを守ってください。「ハンドが来るたびに、どんなことが起こっても決して怒らないと強く唱えながら自分に言い聞かせ、それを守ること。そうすれば、満足して帰れるかもしれない。
ヘレン・ソルベ・スミス
夫と妻の組み合わせは、時にひどいパートナーシップとなる。その夫と妻が他人同志でない時に・・・・・。
ミルトン・オサーキ
秀才と愚か者の違いは、秀才は限度というものを知っているところにある。
地獄への道は魅惑的なコンベンションで敷き詰められている。
エキスパートとパートナーになっても残念なことに良い成績につながると思うのは勘違いです。
プレーヤーとしての本当の試練は、トラブルをいかに避けるということよりも、トラブルからどのように逃げるかにある。
アルフレッド・シーンウオルト
無駄なオーバーコールや不適当なオーバーコールが多くのHCPを無駄にしている。
ヘレン・ソベル・スミス
ブリッジは52枚のカードゲームであるが、多くのプレーヤーはこのことを見過ごしている。
しばしば13枚カードのゲームであるとおもわれがちである。
アイラ・コーレ
困難なハンドをいかに処理するかが勝者を決めるのではない。易しいハンドを間違いなく処理する技術が勝者を決める。 サイモン
多くのプレイヤーは確実に取れるトリックを楽しげに取ってしまってから、何か良いことが起こることを期待します。
エキスパートは何もないところからトリックを生み出します。木を見て森を見ない。
大変良い忠告:初めにルーザーをルーズすること。
用意がないということは、失敗の用意があるということである。
ヒンス・ロンバルティー
普通の人は物事を見るなり、「何故か」と思うが、私は「何故それではいけないのか」と思うと共にその対処の仕方を考える。
ロバート・ケネディー